清龍 神田店
今更ながら清龍に興味が出て、先日の高田馬場店に続き神田店に行ってきた。
イメージと違い、実は安い店があまり無い神田。
升亀、大越、無き今、安くて満足できる店と言えばここと鶴亀くらいだろう。
木曜日とは言え分かっている人が集中するであろうお店、更にカウンター席は少ないみたいなので一人飲みが出来るであろうか?
お店に到着したのは18時過ぎ、カウンター席は1階にL字型で11席ほど。幸い数席、空いていた。窓側に背を向ける方の比較的中央に陣取った。
お隣には取り皿にとった雑炊とグラスが置かれてある。床に荷物もあるのでまだお帰りでは無い様だ。
荷物を入れる籠が有るのは助かる。コートはカウンター下の棚に突っ込んだ。どうせユニクロだし。
メニューはカウンター席、二人に対し一組、配置されている。これがちと厄介なことに。
えらい空腹感に襲われていたので夜は滅多に飲まないビールを中生(399円、税別、以下同)で。お通し(150円)はヒジキの煮物。
お隣さんが戻ってきた。えらく長いこと離席していたな。そのままお会計して空席になった。

ツマミを熟考と言いたいところだが初めての店はどうしても迷う。写真だけじゃ量が掴めないし勿論、味は分からない。
先ずは野菜かと、もやし炒め(300円)と揚げ里芋味噌あんかけ(360円)にした。
もやし炒めはすぐに出てきた。結構、量があるな。味はやや塩が強いけどニンニクが利いていて美味い。これは一品目として正解だ。

飲み物をレモンサワー(250円)にした。値段からして当然、コンク系だが酸味渋みがさほど強くなく及第点。アルコール濃度は当然、低め。
右隣に新規客が。同年代の男性。飲み物は日本酒を2合徳利で飲んでいた。それと水をジョッキで。
ここで日本酒を飲む人は水も貰うのが一般的なようだ。みんな頼んでた。
里芋が遅いので通っているか聞いたら、直後に出てきた。
これも美味い。何故か皿がやたら大きいけど。
ホール係は3~4人で1人を除いて外国の方の様だ。
どうも窓側のカウンターにはあまり目が届かないようで注文のタイミングが難しい。

右隣の人は飲むのが早い。二合徳利のお代わりが俺のレモンサワーより早いけど大丈夫かいな?心配していたら3本目になってから叫んで、うとうとし出した。
だがニシンの塩焼きを食べきるまでは帰らないようだ。その状態でしばらく粘っていた。
メニューはこの人との間に有るのでこの人が帰るまでは食べログのページで確認した。
レモンサワーは3杯で終え、オレンジサワー(250円)に変えた。
ツマミであんこうの唐揚げ(480円)を追加。
右隣がやっと帰った。
あんこうの唐揚げ、油切りは悪いが美味い!!プルプルしてるし軟骨も食べられる。これは大当たり。
と、左側に20代の男子とオッサンがその並び順でほぼ同時に入った。
オッサンがメニューを見ているので男子は見られない。店員が取りに行ったが中々、戻ってこないので俺側にあったのを渡してあげた。
男子は利き酒セットを頼んでいた。渋いねキミ。

どうも飲み物のオペレーションに難が有るようでオレンジサワーにしてから2回、催促無しでは出てこなかった。
さてどうするか。結構、腹も膨れてきたな。
とりあえず酒盗クリームチーズ(380円)で繋ぐか。これも美味いな。クリームチーズに嫌な感じが無い。

ここで事件が発生。隣の男子に更に隣のオッサンが絡みだしたのだ。
何がきっかけか分からないが男子が
「色んな人が居るんだから仕方ないでしょう!」
と言い返したのが聞こえた。
それでもオッサンがしつこく絡むので男子も
「もう、話しかけないで下さい!」→「話しかけるな!」
と。
目の前は厨房なので店員にばっちり見えているが何もしない。
オッサンは
「じゃかましいわ!」
とインチキ臭い関西弁で怒鳴りだした。
俺もどうしようか迷った。ヘタに注意すると余計興奮することもあるから。
ソース焼きそば(380円)を注文して様子見。
気がつくとオッサンは帰っていた。
男子に何があったのか聞こうかと思ったがどんな人間か分からないので止めておいた。
焼きそば到着、多いな。肉も多め。
食べている内に男子もお会計。
帰り際に俺に
「メニューありがとうございました。」
と言っていった。
あー、少しは話を聞いてあげれば良かったな。そうすれば嫌な気持ちも和らいだであろう。
男子は鉄火巻きを2個残して行った。

俺もそろそろお会計。
この価格帯の店で4,500円を超えるとは思わなかった。

どうも日本酒が安いお店だから泥酔率が高いようだ。