怒りと嘆き。
先日、そのチェックリストを何気なく見てみたら怒りのコメントが書いてあった。
書いたのは真面目で大人しくちゃんと仕事をするTT君で、俺とは違いそんなコメントを書く様なイメージではない。
何が書いてあったかというと
「ボールペンのインクが切れたら新しいのと交換する事くらいしないのか!!」
と言う怒りのコメント。
ようは遅くまで残業してチェックリストをつけて帰ろうとしたら、そこに常備してあるボールペンがインク切れで書けなかったと言う事だ。
そりゃ怒るよ。疲れ果てて帰ろうとしたらそんな状態だし、前日に帰った奴は気付いてるのにそのまま放置した訳だから。
どうせ誰かがやるだろうと自分じゃやらない奴多いからね。
で、話はそこでは終わらない。
そのコメントに対してASDが
「事務用品担当の人が替えてくれるそうです。」
とコメントを付けていた。
そう言う事じゃ無いだろ!
誰が調達担当という話じゃなくて、気が付いたのにそのまま黙って放置した人間に怒っているんだよ。
で、TT君を見かけたのでこの話をしたら更に更に追加情報。
ASDはTT君のコメントを見てボールペンを使ってみて
「なんだインク有るじゃん」
と思ったそうだ。
それはTT君が自分のボールペンをそこに置いてあげたからだよ。
マジ、頭おかしい。
それを聞いたTT君は話にならないと呆れて
「ありがとうございます。」
とコメントを書いて終わらせてたそうだ。
俺ならそこでひと騒動起こしてたかな?
いや、ASDには既に呆れて目も合わさない様にしてるから同じように呆れたかも。
但し、ありがとうございます。なんて死んでも書かないけど。
クリスマス・イブ
何故かと言うと彼のカラオケの十八番が山下達郎のクリスマス・イブだからだ。
十八番と言っても上手なわけでは無い。微妙に音程がずれてイントネーションも違うのでスナックYOUに行った時など面白がって俺たちが勝手に歌を入れて歌わせて楽しんでたのだ。
で、スナックYOUで働いてた女の子でノリタケというあだ名の子が居た。
何でノリタケかと言うと顔が木梨憲武に似ていたから。
ある日、俺とT谷さんとノリタケで帰りが一緒の時が有った。あれもクリスマスイブだったかな。
で、電車を俺が先に降りて、その後はT谷さんとノリタケの二人に。
後で聞いた話だと、ノリタケがT谷さんに
「今日は帰りたくない。」
と言ったそうだ。
T谷さんの返答は
「帰れよ!」
T谷さんは自己中なので好みじゃないから、そう冷たく突き放したのだった。
ストレス軽減-2。
もう定年再雇用の年齢。
入社当時、成績がトップだったとの評判。
いつも眠そうな目をしてマイペースで歩いている。
Y山と言い合いになるのはお互いに相手の話を聞かないで自分の言いたいことを言うから。
会議中、他の人が喋っているのに自分が何か思いつくとしゃべりだす。
こっちが時間に間に合わせようと必死に仕事してい居るのに、どうでも良い雑談の話をしてくる。
ダメだって言ってるのに流し台でうがいする。
テーブルを拭くぞうきんを使い終わった後、ぞうきんをボールのように投げて投げて片付ける場所まで持って行く。
分かりやすく言いうと将棋の実績が無いひふみんだ。
二人に共通していることは
他者の意見に耳を傾けない。
衝動性が高く、やっちゃダメなことでも我慢できない。
俺にはこういう人の存在が本当に苦痛なんだ。
ストレス軽減。
それはY山の所属しているグループが他の部門の所属になって別のフロアに移ったことによる。
毎朝のようにギリギリの時間に走って出社してくる。
なので、電車がちょっとでも遅延すると遅刻する。
だから電車遅延の報がスマホに入ると、どうせ遅刻するんだろうなと考えるだけでイライラする。
そして本当に遅刻して朝礼で「すみません。電車が遅延しまして」と言うので更にイライラする。
(直属の上司が何度言っても治らない。治す気が無い)
着ているシャツが脱水したままの状態で干したのかってくらいシワシワでイライラする、
席についたらついたで隣の席のオジサンと延々、言い合いをするのでイライラする。
場にそぐわない大きな声を出すのでイライラする。
こっちが昼休み仮眠しているところに食事から戻ってきて大声で大笑いするので起こされイライラする。
机が汚すぎてイライラする。
足元に電卓が落ちたまま気が付かないのでイライラする。
弁当のガラを机の上に置きっぱなし。
就業時間中でも良いから捨てに行くように言っても「ま、良いかなって思って。」と捨てに行かずにイライラ。
会社の飲み会で飲み過ぎて翌日、休んでイライラする。
少なくともこれだけのイライラが無くなったのは良かったよ。
向こうは向こうでこっちが神経質だと思ったかも知れないけど無理だ。
バカ笑いはオナラ。
かなり大きい声でビェフェッフェフェ!!って何度も笑う時がある。
大きな声が苦手な俺はストレスだ。
壁がないワンフロアの事務所なので6~7m離れていても気になる。
注意するのは簡単なのだがどうも自分が悪いという感覚が無いようなのだ。
確かに社内規定には大笑いすべからずとは書いていなかったような気がするが、俺からすると職場で仕事中に大声で笑うことはルール以前のマナー違反だと思うのだが。
そしてこういう輩は
「そんなこと言うけど、あなただって〇〇してるじゃないですか!」
と違うことでやり返してくることが多い。
物事の正しさより自分が否定されたという気持ちが大きくなり反撃してくるのだ。
それじゃ話にならない。
ではどうしたらよいか考えた。
俺が嫌なことを止めてくれと言っているだけだと言うことを分かってもらえば良いんだ。
それには相手がされたら嫌であろうことを例として言えば良いのではないか。
そこでオナラだ。
「俺がオナラをしたくなったからと言って目の前でされたら嫌でしょう?」
「でも、オナラをしちゃいけないって社内規定には書いてないよね?」
「だから目の前でオナラして何が悪いの?って俺が言ったらどう思う?」
「社内規定に書いてなくたって、されて嫌な事、そうしなくても良い事なら止めて欲しいと思うでしょ?」
「俺も大きな声は苦手なので止めて欲しい。」
こう言えば止めてくれるかな?
バカすぎる。
怒りを通り越して呆れた。
一人は若手と言っても、もう10年以上社歴のある男。
客先に提出する書類に押印が欲しいと持って来た。
すぐ見て分かるエラーが有った。
Excelで作られている書類なんだけど、有無を選択する項目に付ける◯が有無のどちらにも擦りもしない位置に印刷されている。
Excelを使う人なら分かるだろうけど、Excelの場合、画面上は位置が合っていても印刷するとずれる事が有るので印刷プレビューを見て調整しないとこうなる。
「これ◯がズレてるじゃん。気付かなかったの?」
と聞くとそいつは
「気付きましたがそのまま持って来ました!!」
と力強く言った。
怒る気もしない。
その他にも関連法規に照らし合わせるとおかしな所が有ったので指摘したが、そもそも関連法規を理解しておらず五歳児に説明するような状況になった。
もう一人はこいつは40歳くらいだろうか?話が分からないと言うか他人の気持ちとか考えを察する事ができないタイプ。
社印を押すデスクが汚れている事が時々有り、その原因が朱肉の蓋を内側を下にして置く人間が一定数居るからだと判明した。
こいつもそうしてたので
「内側を下にして置いたら汚れるからやめて」
と言ったらまず、ティッシュを敷いてそこに内側を下にして置いた。
はぁ?外側を下にしておけば良いのに何をしてるんだこいつは。呆れたのでお茶を汲みに行った。
そうしたら後輩に
「蓋の内側を常に拭いて綺麗にしておけば良いじゃ無いか」
と文句を言ったそうだ。
何様だよ、テメェ。
そもそも内側を下に置くことに固執しているのがおかしい。
両者ともある病名が思い浮かぶがあんまり言うと顰蹙を買うのでやめておく。
追記
二人目の男の部署の事務の人と話したら旅費精算が間違っていることを指摘した時も
「そっちで直せば良いのに。」
とふざけたことを言うそうだ。
CCとは何か。
CCはカーボンコピーの略で今の若い人にはピンと来ないかも知れないが、昔は書類を書く際に副本を取るために書類の1枚目と2枚目の間にカーボン紙を挟んで書くことが有った。
そうすると1枚目に書いた際の筆圧でカーボン紙のカーボンが2枚目に写り、副が出来る訳だ。
その流れでメールを打つ際に宛先にCCと言うものが出来た。
TOは正しくそのメールの宛先で返信を求める相手、一緒にCCで入れる人はこういうメールを打ったよとか情報を共有するための相手で返信は求めない相手だ。
さて本題。
職場の頭がエクストリームな奴がメールを送って来た。
宛先は複数の同僚で全員、TOになっている。
で、本文の書き出しに
A様
CC B様
と書いてある。
メールの内容からするとBさんをCCにするのを間違えてTOにしてしまった訳でも無い。
全員、TOで合っている。
しばし考えた。
こいつは何を考えているんだろうと。
それで出た答えはこれだ。
こいつはメールの宛先は全部、TOにする。
で、本文で宛先のより重要な人を上記の形で表す。
今回は、1位がAさんで、2位がBさん。
俺たちは3位以下のその他大勢。
うーーん、バカすぎる。
こう言う訳の分からない事ばかりするんだよな。
何でこんなのが平気で職場に存在するんだろう。
下手な気遣いは、やるだけ無駄。
そこには
〇:〇〇~〇:〇〇 第〇会議室
×:××~×:×× 第×会議室
と部門長のスケジュールらしきものが書いてあった。
意図するところが分からんので
「なんですか?」
と聞いたら
「しばらく席を外すから。」
と言った。
今日は出勤者が少ないので気を使ったんだろうが、無言で目前にメモ紙出されて指さされても気分が悪いだけだ。
大体、スケジュールなんてグループウェアを見ればすぐ分かる。
暫く他のメンバーが会議で離席するという事を伝えたいなら、シンプルにそのことを口頭で言ってくれれば良いのに。
無言でメモを指さし察しろと言う態度は甘えだし、失礼な話だ。
こういう所が俺とは徹底的に合わない。
そんな気を使うくらいなら照明を消して行って欲しかった。
(職場のルールで始業時間までは消灯している。早いシフトの人が離席する=始業前の状態になるんだから消せって話)
tag : 職場
はじめてのおつかい。
当時は部署ごとに経理・総務をやる人間がいて、俺もその中の一人で同期の女子と二人で担当していた。
ある日、現場のトラブルで急遽部品が必要になった。
みんな忙しくて、残業を大してしていないのは俺と同期女子くらいだった。
嫌な予感がした。
皆して俺の名前を出して持って行かせようという話をしている。
俺がその場に居るのに直接、話しかけるのではなく聞こえよがしに言っている。
まずはこの状態が凄く嫌だった。
人としてまともに扱われていない気がした。
現場は確か岐阜の山の中。夕方から移動したらその日のうちには帰れない。
もちろん泊の準備なんて無い。出先で買えば良いと思うかも知れないが、俺のサイズの下着等、そこらに売っているわけでは無いのだ。
聞こえていないふりをしたが、勝手に俺が行くことが決定事項とされた。
俺はこの頃はまだ一人で新幹線に乗ったことが無く、恥ずかしい話だが切符の買い方も知らなかった。
出張は無いし、家は寝たきりばあちゃんが居たから旅行に行く機会も殆どなかった。旅慣れていないのだ。
当時は携帯も普及していない時代。不安過ぎて行きたくない事を言ったが、周りから「業務命令だぞ」などと言われて、結局、いやいや行くことになった。
時刻表をコピーして、同僚に迎えに来てもらう最寄り駅の名前などをメモした。
理不尽なネズミの時に出てきた気の良い後輩N川が東京駅まで付き添ってくれて、切符を買ってくれて、入場券を買って乗車まで付き合ってくれた。
緊張した俺が背もたれを倒さずに乗っていたのが後に笑い話になっていた。
乗り換え駅のメモを何度も確認し、乗り換えの際にはすぐに近くの駅員さんに聞いて、なんとかも待ち合わせの駅に着いた。
車でA部ちゃんが迎えに来てくれた。
部品を渡し宿泊先の民宿まで送ってくれた。
時間も遅いので民宿の人はもう寝ていて、玄関に部屋の鍵が置いてありそれで部屋に入り、共同の風呂に入って寝た。
翌朝、宿の精算をし帰った。
帰りは気が楽だ。行きと同じ経路だし時間の制限も緩い。
ある種の達成感が有った。
事務所に戻ったら直接、俺に依頼した人は流石に「ありがとう。ご苦労様。」と言ったが、俺に「業務命令だぞ」って言った人は「なんですぐに帰って来たんだ。現場を見て来いよ。」と言った。
俺は事務担当なのに、なんでそんなこと言われなきゃいけないんだと思った。
自分たちの事情で長距離通勤してるからって、俺らがたまに朝早く起きて茨城工場まで行くのは当然、何が文句あるんだって思う人たちだからな。
自分が遭った目と同じ目に、自分より後輩が遭うのは当然っておかしいと思うんだけど。
その後、もう一回、おつかいが有った。
その時は名古屋駅で物を渡すのでそのまま帰れたし、新幹線の乗り方は分かったので気が楽だった。
但し、物の重量が20kg位あってキャスターなしのジュラルミンのケースだったので肉体的に辛かった。
パワハラ上司。
目上の人には意見を言うこと自体、NGと言う空気もあったし。俺は当時から結構、言っていたけど。限界まで来ると我慢できなくなるから。
それにしても酷かったのがOMと言うおっさん。
直属の上司になったことは無いが同じ部門だったので何度もケンカになった。
まずルックスからして凄かった。
少し前の話と言ったって定年退職してからまだ10年もたっていない。
それなのにリーゼントのようなオールバック、色付きレンズの眼鏡、ナイロンの透ける靴下。ザ・昭和。
性質は、とにかく早口。せっかち。自分の意見が通らないとすぐ切れる。周りを敵か味方かに分ける。一緒に飲みに行けば仲間。直属の部下とは必ず昼飯も一緒に食べる。
思い出して書いているだけでうんざり。今なら速攻、パワハラでアウトだね。
早口の人間は大抵、相手の話も聞かない。
OMもそうだった。
こちらが意見を言うとその真意を受け取ることなく意見をしたこと自体にキレる。
こんなOMでも一度、グループリーダーになる話が有ったが、本人に内示が出た後にトップの意向で無しになった。
OMは転職組だからNGになったんだろうと言う人も居たが、うちはそんなの関係ない。OMの人間性をトップも知っていたのだろう。
ある年から納会はみんな集めて一ヵ所でやろうとお達しが出た。それまでは部署ごとに自室でやっておりそれを回るのも楽しかったが、当時は景気も悪くまとめてやるのも仕方ないかなと思った。
が、OMは違った。身内以外は敵だから自分たちだけでやろうとした。その買い出しに俺の下に居る事務の女性を使おうとしたから
「今年から一ヵ所でやるように話が有ったじゃないですか」
と言ったら俺にキレまくった。だったら自分たちで買い出しに行けば良いだろう。
こんな人間なんで下に付いたメンバーは一人二人と抜けていった。
凄く我慢強いS口までキレて退職届を叩きつけた。この時代は年長者の立場を守る流れが有ったので、理不尽なことにS口が
「あと数年でOMさんも定年だからそれまで我慢してくれ。」
と転勤することになった。マンション買ったばかりだったのに。
OMの最後は社内の送別会は全て拒否して(でも何故か客先にはしてもらっていた)、静かに去っていった。
その後、聞いた話だと別居中の奥さんと別れて再婚したとか。
よくあんなのと結婚する奴が居るもんだ。
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